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10坪の土地の狭小住宅を建てたい!その大きさは?料金相場や注意点について解説
2022.10.19 | その他ブログ
10坪程度の狭い土地に建てられる家は狭小住宅と呼ばれ、都市圏や立地の良い場所にマイホームを建てたい方からニーズがあります。しかし、実際にどれくらいの広さの家がどれくらいの費用で建てられるのか、分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は10坪の土地に建てる狭小住宅の大きさと料金相場、注意点などを解説します。
特に、大きな土地を確保しにくい都市部によくみられる住宅形態です。
土地の購入費用や登記費用はもちろん、固定資産税も安くできるのは、大きなメリットです。
また、光熱費や車にかかる経費を抑えられる可能性があり、生活費を節約しやすいのも狭小住宅を選択するメリットとなります。
さらに、都市圏や駅の近くでも、小さな土地であれば確保しやすいため、生活に便利な土地にマイホームを持つことができます。
一方、10坪の土地に狭小住宅を建てるデメリットは次のとおりです。
狭小住宅では、必然的に居住空間が狭くなります。間取りやデザインによっては圧迫感のある空間になるケースもあるため注意が必要です。
また、床面積を増やすために2階建てや3階建てになることが多いため、階段での移動が伴いやすいのも狭小住宅の特徴です。小さな子どもや高齢者が同居する場合は、安全面を考慮する必要があるでしょう。
さらに、狭小住宅は隣家との距離が近くなりやすく、室外機や生活音などのトラブルが発生しやすくなります。そのため、隣家との関係性を考慮した設計が重要です。
狭小住宅は土地代や固定資産税は安くなるものの、建築費用は高くなりやすい傾向にあります。
防音対策や地震対策などにこだわりすぎると、想定以上の予算になることもあるので注意しましょう。
また、敷地面積に対しる建物を建てられる割合である建ぺい率や、延床面積の割合である容積率も、用途地域や土地の形状によって異なるため、事前の確認が必要になるでしょう。
なお、建ぺい率は30%から80%の間で設定されています。そのため、10坪の土地(≒33㎡)に対しては26㎡程度の建築面積の建物を建てることが可能です。
また、容積率は延床面積で計算します。10坪の土地の容積率が100%の場合、延床面積は33㎡以下にする必要があるため、1階の延べ床面積を26㎡とすると、2階には6.6㎡の部屋しか作れません。
建ぺい率50%、容積率150%の10坪の土地では、建築面積が16.5㎡、延床面積が49.5㎡を限度に住宅建築が可能です。
土地の価格は購入する地域によって異なります。東京都内の地価を参考に考えると、山手線内の地域では3,000万円から6,000万円、それ以外のエリアでは1,000万円から2,500万円程度が相場です。
住宅価格はどのような家を建てるかによって異なりますが、10坪程度の狭小住宅の場合、坪単価50万円から70万円が相場です。
例えば延床面積が70㎡の住宅なら、住宅価格は1,000万円から1,500万円程度となります。ただし、付帯工事費用や諸費用が加わるため、実際に支払う金額は上記よりも多くなると考えましょう。
そのため、空間を広く見せるための工夫が必要になります。10坪の狭小住宅における間取りの工夫例は次のとおりです。
狭小住宅では無駄なスペースを省くことが重要ですが、そこで注目したいのが廊下です。狭小住宅では、廊下の代わりに階段が部屋をつなげる役割を果たします。
廊下を減らせば部屋の面積を大きくできるため、減らせる廊下がないか検討しましょう。
また、狭小住宅では無駄になりやすい階段周りのスペースも、収納などにすれば空間を有効に活用できるようになります。
さらに、ロフトや中庭、地下室の設置も空間確保のための有効な手段です。
部屋の一部にロフトを設置すれば、寝室や収納スペースを増やせますし、奥行きが長い土地の場合は、中庭を設ければ明るさや風通しを確保できます。
また、一定の基準で設置された地下室は、容積率の算定面積から除外されます。
特に水回りはひとまとめにすることを考えましょう。洗濯機置場と干場が離れていると、洗濯物を持って階段を移動しなければならなくなるため、注意してください。
また、今後のライフプランも考慮した間取りを考えることも大切です。子どもや親など家族が増えたときのことを考え、柔軟に対応できるようにしておきましょう。
さらに、吹き抜けやスキップフロアを活用すれば、空間の広さを演出できます。ただし、冷房や暖房の効率にも影響するため、デメリットも合わせて検討してください。
先述のとおり、土地には建ぺい率が設定されているため、敷地いっぱいに家が建てられるわけではありません。また、狭小住宅は住宅の強度を持たせづらいため、耐震強度を高める対策などが必要で、別途費用が発生する可能性があります。
また、駐車スペースが取りづらく、取れたとしても居住スペースを削るなどの影響があるため、自家用車を保有するかどうかから検討する必要があるでしょう。
他にもメリット・デメリットがあるため、マイホームに狭小住宅があっているのか慎重に検討するようしましょう。
そこで今回は10坪の土地に建てる狭小住宅の大きさと料金相場、注意点などを解説します。
狭小住宅とは
明確な定義はないですが、狭小住宅とは15坪以下(50㎡以下)の土地に建てられる住宅を指します。特に、大きな土地を確保しにくい都市部によくみられる住宅形態です。
10坪に狭小住宅を建てるメリット・デメリット
10坪の土地に狭小住宅を建てるメリットは次のとおりです。- ▪土地が狭いため、地価や登記費用、固定資産税を安く抑えられる
- ▪家が狭いため、光熱費を安く抑えられる
- ▪車を持たない生活ができるため、生活費を抑えられる
- ▪都市圏や駅の近くなど好立地に家を建てられる
土地の購入費用や登記費用はもちろん、固定資産税も安くできるのは、大きなメリットです。
また、光熱費や車にかかる経費を抑えられる可能性があり、生活費を節約しやすいのも狭小住宅を選択するメリットとなります。
さらに、都市圏や駅の近くでも、小さな土地であれば確保しやすいため、生活に便利な土地にマイホームを持つことができます。
一方、10坪の土地に狭小住宅を建てるデメリットは次のとおりです。
- ▪居住スペースが狭くなる
- ▪階段での移動が中心となる
- ▪近隣との騒音トラブルが起こりやすい
- ▪建築費用が高くなることがある
狭小住宅では、必然的に居住空間が狭くなります。間取りやデザインによっては圧迫感のある空間になるケースもあるため注意が必要です。
また、床面積を増やすために2階建てや3階建てになることが多いため、階段での移動が伴いやすいのも狭小住宅の特徴です。小さな子どもや高齢者が同居する場合は、安全面を考慮する必要があるでしょう。
さらに、狭小住宅は隣家との距離が近くなりやすく、室外機や生活音などのトラブルが発生しやすくなります。そのため、隣家との関係性を考慮した設計が重要です。
狭小住宅は土地代や固定資産税は安くなるものの、建築費用は高くなりやすい傾向にあります。
防音対策や地震対策などにこだわりすぎると、想定以上の予算になることもあるので注意しましょう。
10坪の土地に建てられる住宅の大きさとは
土地には用途地域が定められており、家を建てる土地がどの種類かによって、立てられる建築物の高さや面積が異なります。また、敷地面積に対しる建物を建てられる割合である建ぺい率や、延床面積の割合である容積率も、用途地域や土地の形状によって異なるため、事前の確認が必要になるでしょう。
なお、建ぺい率は30%から80%の間で設定されています。そのため、10坪の土地(≒33㎡)に対しては26㎡程度の建築面積の建物を建てることが可能です。
また、容積率は延床面積で計算します。10坪の土地の容積率が100%の場合、延床面積は33㎡以下にする必要があるため、1階の延べ床面積を26㎡とすると、2階には6.6㎡の部屋しか作れません。
建ぺい率50%、容積率150%の10坪の土地では、建築面積が16.5㎡、延床面積が49.5㎡を限度に住宅建築が可能です。
10坪の土地に狭小住宅を建てる料金相場は
10坪の土地に狭小住宅を建てる場合の料金は、土地の価格と住宅の価格を合計して考慮しましょう。土地の価格は購入する地域によって異なります。東京都内の地価を参考に考えると、山手線内の地域では3,000万円から6,000万円、それ以外のエリアでは1,000万円から2,500万円程度が相場です。
住宅価格はどのような家を建てるかによって異なりますが、10坪程度の狭小住宅の場合、坪単価50万円から70万円が相場です。
例えば延床面積が70㎡の住宅なら、住宅価格は1,000万円から1,500万円程度となります。ただし、付帯工事費用や諸費用が加わるため、実際に支払う金額は上記よりも多くなると考えましょう。
10坪の狭小住宅の間取り工夫例
10坪は畳数に換算すると約20畳です。しかし、土地面積いっぱいに住宅を建てられるわけではないため、実際のワンフロアの面積はより小さくなります。そのため、空間を広く見せるための工夫が必要になります。10坪の狭小住宅における間取りの工夫例は次のとおりです。
-
▪廊下を減らす
- ▪階段周りのスペースを有効活用する
- ▪地下室・ロフト・中庭を設ける
狭小住宅では無駄なスペースを省くことが重要ですが、そこで注目したいのが廊下です。狭小住宅では、廊下の代わりに階段が部屋をつなげる役割を果たします。
廊下を減らせば部屋の面積を大きくできるため、減らせる廊下がないか検討しましょう。
また、狭小住宅では無駄になりやすい階段周りのスペースも、収納などにすれば空間を有効に活用できるようになります。
さらに、ロフトや中庭、地下室の設置も空間確保のための有効な手段です。
部屋の一部にロフトを設置すれば、寝室や収納スペースを増やせますし、奥行きが長い土地の場合は、中庭を設ければ明るさや風通しを確保できます。
また、一定の基準で設置された地下室は、容積率の算定面積から除外されます。
10坪の狭小住宅で快適に暮らすためのポイント
10坪程度の狭小住宅で快適に暮らすためには、次のポイントを意識しましょう。-
▪生活動線を考える
-
▪家族が増えたケースを考える
-
▪吹き抜けやスキップフロアを活用する
特に水回りはひとまとめにすることを考えましょう。洗濯機置場と干場が離れていると、洗濯物を持って階段を移動しなければならなくなるため、注意してください。
また、今後のライフプランも考慮した間取りを考えることも大切です。子どもや親など家族が増えたときのことを考え、柔軟に対応できるようにしておきましょう。
さらに、吹き抜けやスキップフロアを活用すれば、空間の広さを演出できます。ただし、冷房や暖房の効率にも影響するため、デメリットも合わせて検討してください。
10坪の土地に狭小住宅を建てる際の注意点
10坪の土地に狭小住宅を建てる場合の注意点は次のとおりです。-
▪敷地面積いっぱいに家が建てられるわけではない
-
▪住宅強度が弱くなりやすい
-
▪駐車スペースが取りづらい
先述のとおり、土地には建ぺい率が設定されているため、敷地いっぱいに家が建てられるわけではありません。また、狭小住宅は住宅の強度を持たせづらいため、耐震強度を高める対策などが必要で、別途費用が発生する可能性があります。
また、駐車スペースが取りづらく、取れたとしても居住スペースを削るなどの影響があるため、自家用車を保有するかどうかから検討する必要があるでしょう。
まとめ
狭小住宅は立地の良い場所にマイホームを構えられるメリットがあります。しかし、建築費用が高くなりやすい傾向にあるため、総合的な視点から考えると、住宅を安く建てられるとは限りません。他にもメリット・デメリットがあるため、マイホームに狭小住宅があっているのか慎重に検討するようしましょう。
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