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ローコスト住宅とは?メリットとデメリット、価格が安い理由を解説
2022.5.27 | その他ブログ
ローコスト住宅とは一般的な住宅と比べて安い価格で販売されている住宅のことをいいます。しかし、価格が安い理由やメリット、デメリットについてよく分からない方も多いのではないでしょうか。
今回はローコスト住宅の特徴やメリット、デメリットを解説するので参考にしてください。
ローコスト住宅とは
ローコスト住宅とは、一般的な注文住宅と比較して安い価格で建てられた住宅のことをいいます。大手ハウスメーカーや工務店などで展開されています。
ユーザー側は間取りや内装、設備などを規格化されたプランから選択することで、価格を抑えた家を建てることが可能です。
ハウスメーカーや工務店は下記のような仕組みによりローコスト住宅を建設可能になります。
- 材料の大量仕入れを行うことでの材料費の削減
- 作業効率アップによる人件費の削減
- 広告方法を工夫することによる公告宣伝費の削減
- 間取りや設備を工夫することによるコストカット
ローコスト住宅は1,000万円台で建てられる住宅を指すことが多いです。
住宅金融支援機構が2020年に行った調査によると、土地付き注文住宅の建設費の全国平均が約2,874万円であることから、いかに安い価格か分かるでしょう。
出典:住宅金融支援機構.「2020年度フラット35利用者調査 2020年度フラット35土地付注文住宅融資利用者の主要指標」.https://www.jhf.go.jp/files/400357456.pdf,(参照2022-05-03)
ローコスト住宅のメリット
ローコスト住宅を建てるメリットは下記のとおりです。
- 住宅ローンの負担を減らせる
- 仮住まいの家賃を節約できる
- 設備をオプションで追加しやすい
- 将来的に建て替えがしやすい
住宅ローンの負担を減らせる
ローコスト住宅は住宅ローンの負担を軽減できるメリットがあります。
一般的な住宅と比較して価格が安いため、借り入れるローン金額も安く抑えることができるからです。
総返済額や返済月額の金銭的な負担を減らせます。
仮住まいの家賃を節約できる
仮住まいの家賃を節約できるのもメリットです。
ローコスト住宅は着工から完成までの工期が短いからです。
一般的な注文住宅では完成まで4カ月から7カ月程度かかりますが、ローコスト住宅は3カ月程度で完成します。
仮住まいに住む期間を短縮できるので家賃を節約可能です。
設備をオプションで追加しやすい
設備をオプションで追加しやすいのも特徴です。
そのため家全体のコストは抑えながら、こだわりたい部分にだけお金を掛けられます。
水回りやキッチンなど、希望する箇所だけグレードの高い設備を入れることができるため、限られた予算の中でメリハリを付けながら理想の住宅に近づけることができます。
将来的に建て替えがしやすい
将来的に建て替えがしやすいのもメリットです。
最初に建てる家の建設費用を抑えられるからです。
ローコスト住宅は住宅性能や保証制度が一般住宅と比較して劣るため、一生住むというより、ライフスタイルなどに合わせて建て替えることを前提にする施主が多い傾向にあります。
建設費用が押さえられるので経済的負担が軽減され建て替えもしやすくなります。
また最初に家を建てた際に土地は取得しているので、建設費用のみで建て替えができるのも大きなメリットです。
ローコスト住宅のデメリットや注意点
一方、ローコスト住宅には下記のデメリットや注意点があります。
- 家づくりの自由度が低い
- 設備のグレードが低い
- 注文住宅と比較して住宅性能が劣る
- グレードアップやオプション追加で割高になる
- 長い目で見れば割高になる可能性がある
家づくりの自由度が低い
家づくりの自由度が低いのがデメリットです。
間取りや設備を規格化されたプランからしか選択できないためです。
価格が安いものの、間取りやレイアウト、外観などのデザインを自由に選択するのは難しいでしょう。
設備のグレードが低い
設備のグレードが低いのもデメリットです。
コストカットのために部材や設備などのグレードが低いものに設定されているためです。
そのため、ローコスト住宅は安っぽく見えてしまうかもしれません。
注文住宅と比較して住宅性能が劣る
一般的な注文住宅と比較して、ローコスト住宅は住宅性能が劣るケースがあります。
建築コストを抑えられる建材が選定されていたり、人件費カットのために工期を短縮したり、見合った職人を選択したりするためです。
そのため断熱性、気密性、耐久性、耐震性など、住宅性能が低くなりやすいといえます。
グレードアップやオプション追加で割高になる
ローコスト住宅で設備のグレードアップやオプションの追加などを行いすぎると割高になる点には注意が必要です。
ローコスト住宅は低価格で抑えられるよう、部材や設備などがあらかじめ選定されています。
規格以外の建材への変更や設備のオプション追加などをいくつも行うと、当初の想定よりも費用が高くなってしまいます。
長い目で見れば割高になる可能性がある
ローコスト住宅は長い目で見ると割高になる可能性がある点にも注意しましょう。
ローコスト住宅のメンテナンス費用は高くなりやすいからです。
ローコスト住宅ではグレードの低い部材を使用するため部材の劣化が早くなります。
外壁や屋根、構造体など定期的なメンテナンスが必要な箇所について、一般的な注文住宅よりもメンテナンスのスパンが短くなるため費用がかさみます。
トータルコストが割高になる可能性を理解し、寿命が短い点について割り切っておくことが重要です。
まとめ
今回はローコスト住宅のメリット、デメリット、価格が安い理由などについて解説しました。
ローコスト住宅は住宅の建設費用が安く、建て替えがしやすいなどのメリットがあります。
一方で家づくりの自由度が低く、一般的な注文住宅と比較して住宅性能が劣ったり、設備などのグレードが低かったりします。
そのため、自分が求める住宅のニーズに合っているかどうか慎重な検討が必要です。
本記事を参考にローコスト住宅についての理解を深めておきましょう。
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