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ペットのことも考えた新築戸建て住宅とは?
2022.4.22 | その他ブログ
犬や猫などのペットを飼っている方やこれから飼おうという方の中で、戸建て住宅の購入を考えている方は多いのではないでしょうか。一般社団法人ペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査2018」によれば、犬の飼育頭数は約715.4万世帯・猫の飼育頭数は約553.9万世帯です。中でも、犬は32.5%・猫は78.3%が室内で飼育されており、ペットとともに過ごす家庭が多いことが分かります。
戸建てでペットと暮らすには、飼育するペットが過ごしやすい住宅を建てることが重要です。この記事では戸建て購入の際、一緒に暮らすペットのことも考えた家づくりのポイントや注意点を解説します。事前にペットが過ごしやすい家の間取りや設備を把握し、不快な思いをさせない家づくりを目指しましょう。
※出典:一般社団法人ペットフード協会. 「平成30年(2018年)全国犬猫飼育実態調査 結果」. 2018年12月25日(出版年), https://petfood.or.jp/topics/img/181225.pdf, (2022.02.10)
ペットに配慮した家づくりのポイント
ペットとの生活を前提として住宅を建てる場合、ストレスを与えないよう「ペットに配慮した間取りを考えること」が重要です。間取りを考える上で意識すべきポイントは、ペットゾーン・共生ゾーン・人ゾーンに分けること。例えばペットゾーンと人ゾーンの間に、ペットと人が一緒に過ごせる共生ゾーン(リビング)を設置すると、ストレスなく暮らせます。
また誤食や火傷のおそれがあるキッチンやダイニングを人ゾーンとすることで、安全性の確保につながります。他にも犬と暮らす場合などは、散歩に行く前の準備や帰宅後のケアができるスペースを玄関に設けるとスムーズです。散歩中に犬が汚れることを考慮し、玄関の近くに浴室やトイレを設置するのもおすすめです。以上のようにペットに合わせて間取りを考えることが、快適に暮らすためのポイントとなります。
ペットに負担がかからない床材
犬や猫が室内でも快適に動けるようにするには、ペットの体に負担がかからない床材選びが重要です。人が暮らすには最適なフローリングですが、犬や猫にとっては固すぎてあまり適していません。高い場所から飛び降りたときなどに、足を滑らせて怪我をすることがあり大変危険です。
通常、犬や猫の肉球は適度に湿っており滑り止めの役割を担っていますが、歳を取ると乾燥して転ぶリスクが高くなります。そのため以下のような素材の床材を導入し、ペットの安全性を確保する対策が必要です。
- 衝撃を吸収する素材
- 滑りにくい素材
- お手入れしやすい素材
衝撃を吸収する素材はクッション性が高く、ペットの肉球が傷つかないように守ってくれます。グリップ力を持つ無垢材なら、汚れや傷が付く可能性はあるものの、滑りにくくて犬や猫でも安心です。
傷や汚れが気になる方は、お手入れがしやすい素材のものを選びましょう。汚れが付きやすくて落としにくい素材はカビの原因となり、犬や猫の体に悪影響を与えるおそれがあります。飼い主だけではなく、大切なペットの健康を守るためにも、お手入れのしやすさは重視しましょう。
温度・湿度管理に注意
犬や猫などのペットを飼うときは、室内の温度や湿度の管理にも注意が必要です。人の場合は汗をかいたり服を着たりすれば問題ありませんが、犬や猫には皮膚に汗腺がなく体温調整が苦手です。犬や猫が室内で快適に過ごせるよう、ペットゾーンにエアコンや換気システムを設置し、温度・湿度の調整を行いましょう。
一般的に、室温18~28度・湿度50~60%が犬や猫にとって快適な環境といわれており、高断熱・高気密であることが重要です。特に、犬は暑さに弱いことから、冷房が効きやすい場所にケージを設置するとよいでしょう。とはいえ、ケージの設置場所が窓に近いと隙間風で体を冷やすおそれもあるため、要注意です。
※出典1:博多犬猫医療センター.「犬にとっての快適な室温」.(https://www.hakata-dcm.jp/news/%E7%8A%AC%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%BF%AB%E9%81%A9%E3%81%AA%E5%AE%A4%E6%B8%A9/)(参照:2022.02.10)
匂いや汚れに配慮した壁材
ペットとともに生活するなら、匂いや汚れに配慮した壁材を選びたいところです。室内でペットを飼うと、ペット特有の匂いが広がることがあり、気になる方もいるのではないでしょうか。「ペットを室内で飼いたいけど、匂いが気になる」という方は、以下のような壁材を選んでみてください。
- 抗菌・消臭機能を持つ壁材
- 匂い成分を分解する壁材
- 漆喰や珪藻土などの天然素材を使った壁材
ペット特有の匂いが壁に染み付いてしまうと、換気をしたり消臭剤・空気清浄機を使ったりしても落ちにくくなります。家族に不快感を与えるだけではなく、嗅覚が優れている犬や猫にもストレスになるため注意しましょう。
また「防汚」「撥水」といったタイプの壁材を選ぶと、ペットが壁を汚しても掃除がしやすく、きれいな状態を保てます。水拭きや中性洗剤などで、汚れを簡単に落とせるのもうれしいポイントです。
ペットの危険を遠ざける
室内には、ペットが触れると事故につながるものがあるため、危険を遠ざけるための対策を取りましょう。中でも、キッチンやバスルームはペットにとって危険が多く、事故が発生しやすい場所となります。
例えば、キッチンにある電化製品の配線を犬や猫がかじってしまい、感電事故が起こることも少なくありません。配線をコードカバーで覆うなどの工夫を行うことで、感電事故を未然に防げます。
さらにバスルームでお湯を溜めているときに、ペットが誤って落下したりシャンプーやリンスを誤飲したりする危険もあります。ペットにとって危険が多い場所には柵などを設置し、立ち入りできないようにスペースを区切るとよいです。柵は壁や床に固定できるものにすると、ペットがぶつかっても倒れる心配がありません。
まとめ
ペットを飼うことを前提として戸建てを購入する際は、一緒に暮らすペットが快適に過ごせる家づくりが必要です。間取りはペットゾーンと人ゾーンを分け、その中間に一緒の時間を過ごす空間をつくると、ストレスなく暮らせるでしょう。
そしてペットへの負担が少ない床材や、匂い・汚れが付きにくい壁材を使用することも、大きなポイントです。衝撃を吸収するものや掃除がしやすいものなど、さまざまな床材・壁材があるため、好みの素材を探してみてください。
その他、ペットにとって危険な配線などから遠ざける工夫も、忘れてはいけません。愛するペットが安全かつ快適に暮らせるよう、考慮しながら家づくりをしていきましょう。
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家を買うタイミングっていつ?知っておきたいポイントと購入のタイミング
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